平成18年(2006)12月1日 第1版第1刷発行
歴史教育者協議会 全国歴史教師の会 編 青木書店 ¥2800+税
奈良大学通信教育部、教養科目『国際関係論Ⅲ』で使用されているテキストである。
これまでも日韓関係はギクシャクしたものであったが、今年に入りさらに関係は悪化した日韓関係。
そうした関係の悪化は日本・韓国の歴史認識の違いが一因ともされる。
日本・韓国両国でそれぞれの立場によって歴史の解釈が異なることを知る、すなわち両国の相互理解が足りていないことが要因である。
この本は前近代編(下)であり、主に中世から前近代に至る日韓関係史が記述されている。
具体的には、豊臣秀吉の朝鮮侵攻・江戸幕府の対朝鮮政策、そして幕末の動きまでが述べられている。
簡易な内容ではあるものの、なかなか記述されない内容も含まれており興味深いものであった。
今、このような日韓関係であるからこそ、しっかりと日韓関係史は学ぶべき分野であると思います(^^♪