日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

旧小幡藩武家屋敷 松浦家屋敷(群馬県甘楽郡甘楽町)

 

  【 旧小幡藩武家屋敷 松浦家屋敷 】

 

   所在地: 甘楽郡甘楽町小幡734-1

   入館料:      無  料

   休館日: 年末年始(12/29~1/1)

 

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 慶応3年(1867)頃、小幡藩中老を務めた松浦元寛が職を退いた際、松平忠恕から屋敷地を賜ったと伝えられています。

 

 松浦氏は桑折藩士出身で、明和4年(1767)、明和事件によって織田氏が転封された後に入封した松平氏とともに小幡へ移り住んでいる。

 元寛は藩政改革に努め、小幡藩に貢献した人物であり、明治維新後も御子孫がこの地に住まわれていましたが、平成23年(2011)に甘楽町に屋敷を寄贈しています。

 

 平成27年(2015)から翌年にかけて、建築調査や発掘調査が実施され、その結果に基づいて主屋・庭園等が復元整備され公開されています。

 

 

 主屋は木造平屋建て寄棟造り茅葺き。規模は梁間2間半、桁行9間半。整備前は二階建てであったが、近年の増改築であることが確認され、幾度かの変遷を経たことが推定出来ましたので、時代的考察を踏まえた復元がなされました。

 

 土間(10畳)、板の間(10畳)、ナカノマ(10畳)、オクノマ(10畳)、ナンド、板の間の南にはザシキ(8畳)の部屋割りで復元されています。

 

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 主屋の南側には庭園があり、小幡の街中を流れる雄川堰から導水して池を作り、築山や植栽によって作成しています。

 熊倉山を借景とした池泉鑑賞式庭園であり、庭園造庭の時期は不詳であるが、主屋と同様に江戸時代後期の18世紀中葉と推定されています。

 

 城下町小幡として群馬県下では著名な観光地なのですが、多くの観光客が訪れるのは「楽山園」💦

 「楽山園」からはちょっと離れた場所にある「旧小幡藩武家屋敷 松浦家屋敷」に訪れる観光客は少ないのではないでしょうか?

 小幡城下町散策の際、是非訪れたい場所のリストに加えていただきたい史跡です(^^♪

 

(参考資料)

  群馬県指定史跡 旧小幡藩武家屋敷松浦家屋敷 発掘調査報告書  甘楽町教育委員会

     現地案内板

  現地配付パンフレット