日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

中林遺跡(群馬県高崎市)

 

  【 中林遺跡 】

 

           所在地:  高崎市吉井町馬庭字中林795

 

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 古墳、中世城館跡、中世宝塔、板碑、五輪塔、宝篋印塔など含む複合遺跡である。

 

 昭和10年(1935)に刊行された『上毛古墳総覧』入野村編で「入野村2号墳」

と記載された古墳は、地元では「地四郎塚」と呼ばれ、墳径2.97m、墳高1.8mの

円墳である。

 

 墳丘に祀られた宝塔は、「地四郎大明神」として祀られている。南北朝時代の作で、

凝灰岩製。宝身と基礎石のみが残されている。高さ64㎝、幅55㎝。

 

 中世城館跡としての「中林城跡」についてはこちら

    https://nihonshiseki.hatenablog.com/entry/2021/04/05/155922

 

 

 地元でもなかなか訪れる人はいない(気がする💦)遺跡ですが・・・、古墳あり、城

館跡あり、石造物ありと興味深い遺跡です!!

 

 民家脇を通り抜けて訪れなければならず、入口が解り難いというのが難点。

 

 地元住民にも遺跡の重要性を理解してもらう不断の努力を重ねて、「遺跡はこちら」

ってな案内表示が欲しいですなぁ。

 

 (参考資料)

   吉井町文化財ガイドブック    吉井町郷土資料館

   現地案内板