日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

法相宗 大本山 興福寺 北円堂(奈良県奈良市)・

 

  【 法相宗 大本山 興福寺 北円堂 】

 

            所在地:      奈良市登大路町48 興福寺境内

    拝観料: 大人 ¥300 中高生 ¥200 小学生 ¥100

                                ※ 春季・秋季北円堂特別公開時のみ拝観可能

 

 

 養老4年(720)、平城京造営の推進者であった藤原不比等が没する。その菩提を

弔うため、元明天皇元正太上天皇長屋王に命じて発願され、養老5年(721)8

月、不比等の1周忌に北円堂が建立された。

 

 治承4年(1180)、平重衡による南都焼き討ちによって被災するも、承元4年

(1210)頃に再建されました。

 

 組物に三手先斗栱が使用されており、創建当初の姿が良く残され、三重塔とともに興

福寺最古の建造物として知られている。

 

 

 本尊・弥勒如来菩薩坐像、無箸・世親立像をはじめ、木心乾漆四天王像が安置されて

いる「北円堂」。特別公開の時期以外は拝観できないので、事前に興福寺公式ホームペ

ージで確認しておくことが必要である。

 

  興福寺公式HPはこちら  https://www.kohfukuji.com/

 

 普段は外観のみの見学であることから、なかなか「北円堂」まで足を延ばす観光客は

いないようだが・・・鎌倉期の貴重な建造物なので是非みて欲しいものである。