【 金の尾遺跡 13号復元竪穴住居 】
金の尾遺跡は、甲斐市大下条に所在し、昭和52年(1977)、中央自動車道建設
計画に伴い発見された、山梨県を代表する弥生時代後期の大規模集落と墓域が検出した
遺跡として知られています。
昭和53年(1978)、中央自動車道建設工事に伴う発掘調査(第一次)が山梨県
埋蔵文化財センターによって実施され、縄文時代中期の遺構面から13号竪穴住居址
(勝坂式期)が検出しました。
長径4.55m、短径3.65mの長円形で、50㎝ほど掘り込んでつくられた土間の
壁に沿って、20~50㎝の深さの柱穴(ピット)が認められ、柱穴の配置から南側が
入口にあたり、住居内のやや奥まったところに長方形の石囲いの炉が設けられていたこ
とが明らかとなっています。
その後、山梨県立考古博物館敷地内に発掘された住居跡を復元しました。柱穴に丸太
柱を立て、梁をわたして垂木をたてかけたものに、茅葺きした上屋を復元しています。
折角の復元住居ではあるが・・・なかなか訪れる人がいない💦💦復元住居がある場
所には移築された遺構もあるので併せて見学してもらいたい。
(参考資料)
現地案内板