日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

桝田酒造 純米吟醸 満寿泉(富山県富山市)

 

 

 さて今回ご紹介する銘酒は、富山県富山市東岩瀬町269にある枡田酒造「純米吟醸

満寿泉」。

 

         枡田酒造公式HPはこちら    https://www.masuizumi.co.jp/index.html

 

 初代・桝田兵三郎は、当時岩瀬五大廻船問屋から妻を迎えた長男・亀次郎とともに北

前船に乗り、開拓中の蝦夷地・旭川において酒造業を興した。旭川酒造史に「都松」の

商標で最初に見られるのは明治26年(1893)のことなので、蝦夷地に渡ったのは

それ以前ということになる。

 

 明治年間としては大規模の1500石にまで成長するのだが・・・明治36年(19

03)、妻のフデが寒波の後に岩瀬帰還を言い出したことから、明治38年(190

5)、現在の東岩瀬に戻ることとなった。

 

 岩瀬では「岩泉」という銘柄で酒造業を始めたが、岩瀬港の芸者衆にも酒を呑んでも

らうため、昭和の初めに別ブランドとして苗字の桝田にちなみ「満寿泉」という銘柄で

販売したところ、縁起が良い名であったことから成功し、現在では主力銘柄となった。

 

 

 味は辛口端麗でのど越しが良い事から、ついつい盃を重ねてしまう💦さすがは富山湾

の海の幸と対峙できる酒🍶である。

 

 さて、令和6年元旦に発生した能登地震によって富山市東岩瀬も被害を受けたのでは

ないかと心配している。こんな時こそ、被災地の酒蔵の酒を呑むべきだろう・・・と昨

年末思って購入したなんてことは当然ありえない話。以前、富山市に行った際に岩瀬も

訪れており購入した次第。

 

 しかしながら、前述したように今は被災地支援に現地を訪れるってことはできないの

だから、ふるさと納税や被災地で生産されたものを消費したいものである。

 

 是非「満寿泉」という銘柄を見かけましたら御購入してみては如何でしょうか(^^♪