日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

大光山 千葉院 中道寺(東京都杉並区)

 

  【 大光山 千葉院 中道寺 】

 

   所在地: 杉並区荻窪2-25-1

 

 

 『中道寺由来記』によれば、天正10年(1582)、大光院日道がこの地に草庵を

建立したのが開創で、元和2年(1616)、その弟子である第二世・日法が大光山 中

道寺と称したと記されている。

 

 寛永13年(1636)、下総國(現在の千葉県)の豪族・千葉氏家臣であり、この

地に土着した宇田川茂右衛門が旧主の菩提を弔うために土地を寄進し、堂宇を整えたと

されています。この頃、房州(現在の千葉県)小湊誕生寺の末寺となり日蓮宗寺院とな

ったようである。

 

 また一説には、天文元年(1532)、池上本門寺・池上家より開創の願いがあり創

建したという。

 

 現在の本堂は、昭和42年(1967)に完成した総欅造、八間四面の宝形(方形)

造で、高さ約15m。頂上に火炎宝珠があります。

 

 鐘楼門に関しては・・・

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

                 をご覧下さいm(__)m

 

 日本史跡研究会の荻窪現地踏査の予定には当初入っていなかったのですが・・・折角

だからと本堂・鐘楼門を見学!!

 

 宇田川氏の寄進によって堂宇が整備されたことを今に伝えるように宇田川姓の墓所

多く確認される。戦国期から令和の今なお、連綿と血脈が繋がっていることを感じさせ

る寺院であった。

 

 (参考資料)

   現地案内板