【 深沢遺跡配石遺構 】
昭和55年(1980)、上越新幹線建設に伴う埋蔵文化財発掘調査で、現在遺構が移築復元されている地より北1㌔程にある深沢遺跡で出土した遺構である。
縄文時代後期の集団墓地の跡であり、礫を土坑の中や外に配置した埋葬施設で直径約36mの環状をしており、東半分のみ調査が行われています。
配石は石棺状のもの、積石状のものなど43基確認されています。また縄文土器や石器、土師器、須恵器、古銭が遺物として出土しています。
配石遺構とは、縄文時代の、石を種々の形に配置した遺構であり、環状列石が代表的なもので、祭祀・埋葬に関連した遺構をいう。全国的にも珍しく貴重な遺構であったことから、出土した一部(10数基)を移築し展示している。
覆屋とフェンスで遺構は保護されているが・・・、活用という面からは全くなされてはいない💦💦
地元住民の熱意で保存されることになった遺構であるが、当時の熱狂に似た感情は次第に薄れていくのだろう。だが、折角保存されたのですから活用方法を検討していくことが今後より求められるのではないでしょうか。
活用という観点の前に、「ここに貴重な遺跡があるんだ!」と認知してもらうことが第一に必要なことでしょう。
認知されていなければ、「訪れてみたい」と思う人もいないでしょうしね。そのために地域に埋もれた史跡に光を当てて、ブログ記事にアップしたり、研究会として訪れているのです(^^♪
この思いを決して忘れることなく、これからもコツコツと実践してまいりますm(__)m
(参考資料)
現地案内板