【 塚廻り古墳群 第四号古墳 】
所在地: 太田市龍舞町3089
昭和52年(1977)、太田市東部地区土地改良圃場整備事業の際に偶然発見された7基の古墳の内の一つである。
現在、古墳公園として整備されているが、駐車スペースはない(しかしながら、田園の中にポツンとあることから、路駐していても大丈夫だと思います)。
円丘部に台形の造り出し部を付けた、帆立貝式古墳である。
全長22.5m、円丘部直径17.7m、造り出し部幅8.7m、長さ4.8m。古墳周囲には4.5mの周堀をもつ。
主体部は、円丘部中央、北側裾部の二ヶ所であり、北側裾部は埴輪列を壊して造られたことが発掘調査によって明らかとなっている。
墳丘部からは、円筒埴輪・朝顔形円筒埴輪・家形埴輪・器財埴輪・人物埴輪・馬形埴輪計304点が出土し、優れた造形と埴輪祭式の様子を忠実に再現することが可能であることから、昭和61年(1986)、一括して国指定重要文化財となっている。
出土埴輪の特長などから6世紀前半の築造と推定されており、在地首長層の墓であると考えられています。
先の群馬県立歴史博物館で開催された企画展『集まれ!ぐんまのはにわたち』にも、塚廻り古墳群出土の埴輪が展示されており、際立って埴輪の造形が素晴らしかった(^^♪
太田市の史跡巡りをする際には、ここは外せないと思っていた。しかし、最近なかなか出かけることなく過ごしていたが、友人と太田市城館址巡りに行く機会を得て、訪れたのである。
埴輪に思い入れがあったので、ここから出土したんだと感慨深いものがあった。是非、訪れて欲しい古墳の一つである(^^♪
(参考資料)
現地案内板