日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

第14回 考古検定(入門編ですが・・・💦)受験🖊

 

 既に受験申込期間は終了し、11月13日(日)までの期間に受験可能な第14回考

古検定(入門編ですが・・・💦)受験してみました!!

 

 

 これまでこうした検定ってのに受験することはなかったのですが・・・、「スキルア

ップも必要だよね」と軽い気持ちで受験申込み。なんてったって、入門編ですし。

 

 でっ、本日受験したわけですが。まぁ合格点(60点)は取れているでしょう(+_+)

 

 問題に解答しているなか、「あれっ?あれ?」っと悩んでしまうものもあり(>_<) ま

だまだ基本的知識が足りないことを痛感しています💦💦💦

 

 近年さまざまな分野で〇〇検定ってありますが、受けてみるのも今の自分の立ち位置

がわかるので良いかもしれません。

壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画 撮影物語

 

 

  令和2年(2020)12月10日 初版発行       便利堂 編

 

                    便利堂      ¥900+税

 

 世紀の発見と称され、飛鳥美人(西壁壁画)の図柄で広く世に知られる「高松塚古墳

壁画」。発見時の新聞紙上で話題となったカラー写真撮影秘話にスポットを当て、文化

財撮影の現場を知ることのできる一冊である。

 

 便利堂?聞いたことの無い会社だなぁ。そう感じる方も多いでしょう。

 

 長年文化財撮影に携わり、高松塚古墳壁画の原板画像も保管している会社こそ「便利

堂」さんである。

 

 「高松塚古墳壁画」は保存処理の不手際もあり、壁画にカビが繁殖したことから現地

保存から文化財保存を考え適切な環境下(温湿度管理など)に置かれることとなった

が、壁画修復の際に便利堂さんの撮影した画像が非常に役立ったという。

 

 「高松塚古墳壁画」撮影という一つの事績から、多くのことを学び得ることができる

のを感じる。

 

 考古学、博物館学を学ぶものは是非一読いただきたい一冊である!!

令和4年度 群馬県立歴史博物館 第107回企画展『上野三碑の時代-7・8世紀の都と東国-』

 

 現在群馬県立歴史博物館では、ユネスコ「世界の記憶」登録5周年記念として、令和

4年度 第107回企画展『上野三碑の時代-7・8世紀の都と東国-』が絶賛開催中で

す(会期は11月27日まで)。

 

 

 山ノ上碑・多胡碑・金井沢碑からなる上野三碑は、飛鳥時代から奈良時代前半にかけ

ての政治状況、仏教信仰や家族関係などが記された国内最古の石碑群であり、この企画

展では上野三碑が建立された時代の実像を多彩な遺物から迫っています。

 

 群馬県内の遺物だけではなく、奈良文化財研究所や奈良国立博物館などからも貴重な

ものが盛りだくさん(^^♪

 

 明日香村「川原寺裏山遺跡」出土の【方形三尊塼仏】、「飛鳥池遺跡」出土の富本

銭(鋳棹の複製)、唐三彩陶枕、「秋田城跡」出土のちゅう木、正倉院宝物の数々、さ

らに墓誌も要チェックやぁ!!

 

 本当に心惹かれる数々の逸品。なかなか間近で鑑賞することの出来ない遺物もありま

すので・・・是非、群馬県立歴史博物館にお出かけ下さいm(__)m

ミュージアムヒストリー 東京国立博物館 150年のあゆみ

 

 

  令和4年(2022)10月20日 初版発行    東京国立博物館

 

                 吉川弘文館       ¥1600+税

 

 明治5年(1872)3月、東京国立博物館が開館してから本年で150年を迎え、

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催中である。

 

 そんな東京国立博物館150年のあゆみを簡単に記述するとともに、収蔵品も豊富に

掲載されており、博物館史がわかりやすく解説されている一冊である。

 

 博物館概論の入門編として、博物館ガイドとして活用でき、お薦めの一冊である。

 

 ちなみに某が購入した目的は・・・、文化財の保護と活用を考える上で基本となる

文化財保護史」「博物館史」は重要だと考えており、簡易的な「文化財保護史」は卒

業論文で取り上げたが、「博物館史」を取り上げて文化財の保護と活用を考察しようと

思っているため。

 

 さまざまな角度から文化財の保護と活用を考察することは重要ですからね!!

令和4年度 第2回現地踏査『これからの文化財保護と活用を考える -高槻市踏査を例として-』 二日目 その4

 

 いろいろ更新したいことがあって、なかなか進みませんねぇ💦💦気を取り直して、

高槻踏査二日目の続きです!!

 

 

  🔵 思案石            高槻市城内町

 

  かつて高槻城外堀沿いの道ばたにあり、「生活に疲れた人が腰を掛け、堀に身投げ

  を思案した」という伝承が残されているが、石切作業時にうたれた矢穴痕があるこ

  とから、高槻城の石垣用石材であったと思われる石である。

 

 この思案石が移設された場所こそ目的地であります(^^♪

 

 

 🔵 高槻しろあと歴史館         高槻市城内町1-7

 

  平成15年(2003)、戦国時代から江戸時代の高槻の歴史を紹介する施設とし

  て開館。

 

  常設展示の見学もありましたが・・・、丁度開催されていた秋季特別展『戦国武

  将 三好長慶 -生涯と人々-』を見学するため。常設展&特別展あわせて1時間強

  心ゆくまで展示を見学しました(^^♪

 

 さて、次の目的地へと向かうためにJR高槻駅方面に歩を進めます。その途中に見落

としていた史跡を発見!!

 

 

 🔵 高山右近天主教会堂跡       高槻市大手町3-46

 

  これに関しては以前本ブログ内で紹介済ですのでそちらをご覧ください。

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

 

 🔵 ムクノキ大明神         高槻市大手町

 

  18世紀初め頃、庶民が参加する盆踊りが高槻城内で行われた際、ムクノキ周辺に

  接待所が設けられたという記録が残されている。

 

 う~ん。天主教会堂跡なんて、行きにも気づくべきもの💦💦

 

 

 この写真の後ろにもしっかり石碑が確認できますわ(+_+)

 

 さて時間も正午近くであり、ひとまず阪急・高槻市駅前で御食事。次の目的地は人生

初となる阪急🚃に乗って移動です。

 

                               その5 に続く 

2022年10月 月次レポート!!

 

 今年も残すところ2ヶ月。そろそろ来年の目標も考えつつ行動しなければなりません

ね。

 

 来年の目標は既に頭の中で構想(妄想?)していますが・・・、残り2ヶ月、202

2年の目標を少しでも達成すべく精進することも重要!!

 

 年初目標の達成は毎年大晦日に行っていますので、先ずは10月を振り返ってみなけ

ればなりません。

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

  ➀ 仕事面

 

   シフト面では安定してきましたが・・・、更に人員採用の必要性があります💦

   最低賃金引上げもされましたし💦この点でも思案熟考が必要かな💦

 

   整備した駐車場に「物置」を置くことの検討を開始しましたが・・・資源物回収

   先確保も投資回収の面から必要です💦

 

   古書店設立に向けても、総社神社の骨董市・吉井町で開催されたフリマ視察を行

   い、来年フリマ出店を具体的に検討開始しました。

   古書&フリマ販売物品の確保も順調。必要物品も100均で購入するなど徐々に

   準備を進めています。

 

  ② 奈良大学通信教育部での学び

 

   『博物館教育論』レポート課題も無事に提出できたことが最大の成果です。

 

   また卒業という最大目標に向けたテキスト学習も安定しており、学びのリズムも

   GW前に戻った感があります。

 

  ③ 研究会活動

 

   9日(日)、10日(月・祝)に令和4年度 第2回現地踏査『これからの文化財

   の保護と活用を考える -高槻踏査を例として-』を開催しました。

 

   天気に恵まれず、雨が降りしきる中での踏査であり、不十分な面もありました

   が、コロナ禍での活動再開という点でも成果を挙げることが出来ました(^^♪

 

  ④ 出陣面

 

   上記の現地踏査以外では他用のついでに数件の踏査に留まりました💦

 

   しかしながら、藤岡市「白石稲荷山古墳」発掘調査現地説明会に参加し、群馬県

   立歴史博物館の講演会(奈良県橿原考古学研究所・鈴木一議氏)「飛鳥時代

   園の様相 -飛鳥京跡苑池を中心に-」にも参加。

 

   また、群馬県立歴史博物館 第107回企画展『上野三碑の時代 -7・8世紀の

   都と東国』、高崎市観音塚考古資料館『地方から見た継体朝とその前後』、多胡

   碑記念館『多胡郡正倉 多胡碑周辺遺跡の調査から』と企画展見学を行いました。

 

   結果・・・、城館跡 3 史跡 10 古墳 2 神社仏閣 3 古民家等 1の踏査が出来

   ました(^^♪

 

  ⑤ その他

 

   考古学検定(入門)申し込み、観光考古学会パネルディスカッション「武蔵国

   寺跡の保存と観光活用」参加申し込みと11月の成果に向けた取り組みも行いま

   した(^^♪

 

   奈良学友会関東支部北関東ブロックに関しては・・・様子見を決め込む一方で、

   同郷の学友にコンタクトをとり、今後の協力も依頼しております。

   こちらに関しては、11月より少し動いてみようと考えています!!

 

 

 総じて、これまでの取り組みを継続する一方、今後の構想に向けた取り組みを開始し

た1ヶ月となりました(^^♪

 

 まだまだ思うような成果は出ませんが、今後の成果に繋がるように取り組まなければ

なりません。あらゆる面でコツコツ小さな成果を積み上げている真っ只中です(^^♪

三輪神社(大阪府高槻市)

 

  【 三輪神社 】

 

   所在地: 高槻市富田町4-14-14

 

 

 大和国三輪山大神神社(現在の奈良県桜井市)から大己貴命を祭神として勧請し、

創建したとされる。もとは普門寺の鎮守社とも、富田村の産生神とも伝えられる。

 

 神社に残る奉加帳序には、寛永16年(1639)、普門寺中興の祖である龍渓禅師

によって再興され、棟札から寛延2年(1749)に社殿が修復されたことがうかがえ

る。

 

 富田は江戸時代初めに酒造業が隆盛し、24軒の造り酒屋があった。三輪神社は酒の

神を祀る神社であることから人々の信仰を集め、境内には江戸市中までその名を知られ

た造り酒屋である紅屋が寄進した鳥居が残されている。

 

 寛政8年(1796)刊行の『摂津名所図会』に、社殿をはじめ絵馬所、末社である

春日社が描かれている。

 

 三宝院福寿寺が別当を務め、明治まで社務を行っていた。

 

 

 高槻の名刹・普門寺参拝前にちょっと時間があったので訪問してみました(^^♪

 

 宮司さんはちょうど社殿で御祈祷中であったので、御朱印に関しては確認出来ず💦

 

 (参考資料)

   現地案内板