日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

どこに行くにしても。下調べは万全を期して。

 

 さて、明日は二週間ぶりのオフ日。

 

 母の誕生日が明後日なので、何処かに行くかぁなんて話をしておりましたが、現段階

においても明日の予定は白紙の状態💦

 

 う~ん。まるで今の日本の政治のようである(>_<)

 

 候補地は多々あるのだが・・・。諸事情を考慮すると遠出は出来ないだろうなぁ💦

 

 どこに行くにしても、今回は史跡踏査を何ヶ所かでもしたいので下調べは万全を期す

ことが必要です。

 

 いまだ未踏査の史跡はどの街にもあるのですからね。

 

 その前に何処に行くかをしっかり話をすることが最優先ですけれども・・・💦

予想されたこととはいえ・・・💦

 

 奈良大学通信教育部より正式に今夏もスクーリング講義は「在宅特別スクーリング」

となることが発表されました。

 

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 ワクチン接種が進んでいるとはいえ、首都圏では感染拡大の様相を呈していますし💦

 

 在校生も対面授業が一部再開されていますが、まだまだオンライン授業とのことです

から、全国各地からスクーリング講義に参加するために集まってくることには、大学と

しても躊躇してしまいますよねぇ(>_<)

 

 何とか今冬には2年ぶりのスクーリング講義再開を心の底から願っております。

 

 また、スクーリング放課後の科目習得試験も代替措置として「在宅特別科目習得試

験」となることが併せて発表されました。

 

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 現在進めているテキスト学習『博物館概論』。残り58頁。

 

 在宅特別科目習得試験申し込みの最終期限は8/23。となれば、遅くとも今月23

日までにはレポート課題まで終わらせなければ💦

 

 焦っても仕方ないので、これまで同様、毎日コツコツ学びを進めていくのみです。

はにさっく ~文化財の活用の模索~

 

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 昨年8月20日から販売されている「はにさっく」。

 

 可愛いと話題になっていましたね。価格は税込¥495。

 

 これまでこうした商品を購入することはなかったのですが・・・、文化財の活用を考

える上でミュージアムショップ等で魅力的なグッズ販売を推進することが一つの重要な

要素なんですねぇ。

 

 この「はにさっく」もその一例でしょう。今後のための資料として購入してみまし

た。

 

 より良い文化財の活用の手法を模索していくため、こうしたグッズにもこれまで以上

に注目していきたいと思います(^^♪

自信をもって ~卒業論文本稿完成~

 

 半年かけて必死に取り組んできた『卒業論文』。

 

 草稿では主査である相原嘉之教授から高評価を受け、高崎市教育委員会・T課長にも

御教示頂いた。

 

 草稿返却から1ヶ月余。御教示を自分なりに噛み砕いて本稿に取り組みましたぁ(^^♪

 

 でっ、つ、ついに

 

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 『卒業論文』本稿完成です。自信をもって提出します(^^♪

 

 

 さて、これからも「文化財の保護と活用」という問題を考察し続けていく私にとって、本稿は根幹論文となります。

 

 論文を必死に取り組んでいる最中にも、次作に向けて考えを巡らせておりました。

 

 〇〇についても書けるなぁ・・・と考えておりましたが、しっかり論立てするために

執筆前に案を練らねばなりませんね。

 

 まだ具体的ではありませんが、史跡指定について論考しようかなぁとは思っていま

す。最近の文化財行政の大きな流れとして、国指定を目指した取り組みがなされていま

す。その取り組み自体は非常に良いことではあるのですが、それ以外の取り組みの進捗

はどうなっているのか。それ以外の取り組みがおざなりになっていないだろうか?

 

 そんなことを論考しようかなぁなどと密かに考えておりますが、いずれにしても『卒

業論文』本稿が合格判定になってからですね。

 

 準備は整いましたので、あとは7/1にポストに投函するだけです(^^♪

市原人形(岐阜県瑞浪市)

 

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 美濃焼の産地として知られる岐阜県瑞浪市市原地区で、江戸時代末期に製作され始め

たという。

 

 明治時代中期には、犬山土人形の製作者である野呂松次郎を招き、土人形の製作法を

学び、農閑期の副業として益見地区や山田地区などにも広まった。

 

 庶民用の土製内裏雛をはじめ、男物や女物などの添え人形が製作され、瑞浪市では雛

人形といえば、土雛を意味するほど多くの家庭に普及していた。

 

 最盛期は明治から昭和初期であり、近郷だけではなく信州や近江地方にまで売られて

いたが、戦時下になると、生産量は激減。戦後には布製雛が普及したことから、多くの

土人形製作者は廃業に追い込まれた。

 

 一時廃絶状況となった「市原人形」ではあるが、瑞浪市窯業技術研究所によって、土

人形講座が開かれたことで、連綿と製作されていることは嬉しい限りである。

 

 (参考資料)

   ふるさと玩具図鑑      井上重義    平凡社 

観光と考古学 第2号 Vol.2

 

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 令和3年(2021)6月15日 発行   編集・発行 観光考古学会

 

                           ¥1,000+税

 

 観光考古学会機関紙として発行されている「観光と考古学」の第2号である。

 

 今号では、コロナ禍における「観光と考古学」を特集している。

 

 講演会やシンポジウム等、活動の多くが自粛もしくはオンラインとなったコロナ禍。

 

 そんな中でも可能な限り、各地で取り組みが行われています。本誌中にも幾つかの事

例を取り上げています。

 

 持続可能な文化財の保護と活用という問題。今後とも考えて行かなければならない課

題ですから、本誌を熟読して論考を深めて行きたいと思います。

 

 学会誌ではありますが、一般販売されています。興味をお持ちの方は是非お読みいた

だければ幸いです。

東大寺東塔院跡(奈良県奈良市)

 

  【 東大寺東塔院跡 】

 

            所在地: 奈良市司町406-1

 

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 天平宝字8年(764)頃、創建されたと伝わる。巨大な七重塔であったという。

 

 東大寺東塔は「東塔院」と呼ばれ、東西南北四ヶ所の門を有した重厚な回廊が塔を囲

んでおり、高さ70~100mの高さであったという。

 

 創建時の回廊は梁行約5.9mの複廊であったことが、発掘調査によって明らかとなっ

ています。

 

 治承4年(1180)、平重衡の南都焼き討ちによって灰燼に帰したが、嘉禄3年

(1227)頃、復興された。

 

 復興された回廊は、発掘調査の結果、北面・東面・西面回廊は梁行4.7m、桁行約

3.1mの単廊になったことが明らかとなっています。また再建に際して、創建時の東面

回廊と北面回廊は内庭側が削られ、西面回廊は内外両側を削って基壇側が狭められてい

たことが明らかとなっています。

 

 しかしながら、康安2年(1362)、落雷による火災によって再度焼失し、その

後再建されることはなかった。

 

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 近年、復原整備を模索した発掘調査が実施され、調査の結果、奈良時代の塔の基壇上

鎌倉時代再建された塔の基壇が築かれていたことが明らかとなっています。

 

 令和7年度(2025)完成を目指し、奈良時代の建物基壇復元事業が進められてい

ます。

 

 なお、発掘調査の成果についてHP上で現地説明会資料等がダウンロード可能ですの

で、興味がある方は是非どうぞ。

 

 (参考資料)

   平成30年度 発掘調査現地説明会資料

   令和元年度 発掘調査現地説明会資料