日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

2023年2月 月次レポート!!

 

 今年も早くも2ヶ月終了💦💦寒い、寒いと思っていたらもう春はそこまで来ていま

すね。

 

 さて、2023年2月。どんな成果を出すことが出来たのか(+_+)

 

nihonshiseki.hatenablog.com

 

 ➀ 仕事面

 

  肝心かなめの本業も徐々にではありますが忙しくなってきたかな。とはいえ年々仕

  事量は減少傾向にある一方で、人件費等は高騰(>_<) 零細企業は非常に苦しい経営

  環境にあります💦

 

  そんな中でも下請けは値上げ交渉って現実的に出来ない(取引停止されたら身動き

  とれませんから)。値上げは出来ないってのは解っているので、元請け社長にちょ

  っとしたお伺いは致しました。

 

  その結果、微々たる儲けですが(無いよりはマシ)オッケー👌頂きました。今まで

  はZEROだったのですから、0から1には前進できたのは成果です。

 

  個人宅資源物回収に関しては・・・ひたすら声を掛けて好感触は数軒。毎月コンス

  タントにってことはない分野ですから、数ヶ月先に1軒でも成果が出れば良し。

 

  古書店設立に向けては目立った変化はないものの、高崎人情市主催者に知人から話

  をしていただいたところ、好感触だったようで。連絡先も教えていただいたので3

  月にアポを取って話を進めようと思います(^^♪

 

 ② 奈良大学通信教育部での学び

 

  まず『美術史概論』レポート課題は無事に合格したので最後となるであろう3月の

  在宅特別科目習得試験に進めたことは成果です。

 

  また卒業の二文字を優先させるため、在宅特別スクーリング『歴史地理学』課題を

  提出致しました。

 

  捕らぬ狸の皮算用ではありますが、卒業への確かな道筋が見えてきたことは大きな

  成果です(^^♪

 

  奈良学友会関東支部関連では、25日に鎌倉芸術館で開催された「研究発表会及び

  特別講演会」に参加。卒業前ですから北関東ブロックに関して目立った動きは控え

  ておりますが、軽くジャブは打っておきました(^^♪

 

 ③ 出陣面

 

  これぞ、踏査ってな踏査は未だ出来てはいません(>_<) 

 

  がっ、一応の成果としては深谷&吉見方面で史跡6件、建造物1件と少ないながら

  も成果は出せました。

 

  また、「富岡市内出土品展」拝観およびかみつけの里博物館で開催された令和4年

  度定期歴史講座「かみつけ塾」に参加?してみました。

 

 ④ その他

 

  令和5年度は地方統一選挙も近いということで、去る20日に「山本一太西毛地区

  県政報告会」にも顔を出しました。

 

  高崎市議選、群馬県議選に加え、高崎市長選や群馬県知事選も可能性がありますか

  ら、あらゆる面で政治的な関係構築って大切なこと(と一般的にはされています)

  ですから、選挙活動も来月以降本格化するかもしれません💦

 

  

 総じて、大きな成果は出すことはなかったものの、小さな成果は積みあがっておりま

す。3月もこれまで同様、コツコツと精進して成果を出してまいりますm(__)m 

和名埴輪窯跡群(埼玉県比企郡吉見町)

 

  【 和名埴輪窯跡群 】

 

           所在地: 比企郡吉見町和名

 

 

 古くから和名沼の北側斜面一帯から埴輪片が発見されることは知られており、昭和4

9年(1974)、発掘調査が実施され、4基の埴輪を焼成した登り窯址を検出しまし

た。

 

 さらに昭和62年(1987)に実施された発掘調査でさらに1基の窯址の存在が

確認されています。

 

 なお輪窯跡の遺構は保護のために埋め戻されて現地保存されています。

 

 検出した5基の埴輪窯以外にも周囲には埴輪窯が存在していると推察されているもの

の、宅地化が進んでいることから調査は実施されておりません。

 

 出土遺物として人物・馬などの形象埴輪や円筒埴輪があり、付近の久米田古墳群をは

じめとした吉見丘陵に所在する古墳、岩鼻古墳群など松山台地上に造成された古墳のた

めに埴輪焼成が行われた窯址と推察されている。

 

 

 吉見町と言えば・・・、吉見百穴武州松山城跡だろうか。著名な城跡や古墳からも

程近い和名沼北側斜面にある埴輪窯址を気に留める人はどれほどいるだろう。吉見町周

辺の古墳との関係性もある遺跡ですので、是非足を延ばしてみては如何でしょうか(^^♪

 

 (参考資料)

     現地案内板

手打ちそば 郷土料理 泉の里(埼玉県比企郡川島町)

 

  【 手打ちそば 郷土料理 泉の里 】

 

           所在地: 比企郡川島町吹塚755-1

 

           公式HPはこちら  https://izumi-no-sato-kawa.jimdofree.com/

 

 

 埼玉県比企郡川島町の郷土料理に「呉汁」があり、11月から3月までの期間に町内

の飲食店で提供されている。

 

 「呉汁」は、すりつぶした大豆が入った味噌汁のような感じで、肉や魚があまり手に

入らなかった時代、農家にとって大豆は貴重な蛋白源であった。作るのに手がかかるこ

とから、昔と比べ家庭で作ることがなくなっており、川島町商工会がまちの郷土料理と

して、ブランド化したのが【かわしま呉汁】である。

 

 共通のルールとして、➀国産大豆を使用する(水煮や遺伝子組み換え大豆は一切使用

しない)、②農村の保存食である芋茎を使用する、③土鍋あるいは鉄鍋で提供する、④

必ず野菜10種類以上を使用する、⑤各店が独自の特徴をもった、全て違う味を提供す

るという五ヶ条を設けている。

 

 「泉の里」さんの呉汁はというと、

 

 

 今回注文したのがうどんではなく、蕎麦だったので木炭と黒ゴマのスープ仕立てとな

っておりました。

 

 見た目は正直「うわ💦」と思いましたが、味はまろやかで野菜たっぷり。蕎麦も呉汁

に絡むように幅広麺。

 

 あえていうならば、途中で鴨肉のような味濃いめのものが食べたくなったかな。

 

 

 これまで食してきた蕎麦とは一風変わったお味でしたが・・・、おいしゅうございま

したm(__)m 川島町にお越しの際は、お試しくださいませ(^^♪

第6回 奈良学友会関東支部研究発表会及び特別講演会!!

 

 コロナ禍も落ち着きを見せ始めたこともあり、今日は奈良学友会関東支部による「第

6回 奈良学友会関東支部研究発表会及び特別講演会」が鎌倉市鎌倉芸術館で開催され

ました(^^♪

 

 今回、在校生の出席が多かったのはコロナ禍でこうした機会に飢えていたのが要因で

しょうね。

 

 

 関東支部活動報告が行われた後、通常であれば学友会関東支部に所属する方々の研究

発表が行われるのですが・・・。

 

 今回は新たに学友会に参加された方6名の卒論研究発表を取り入れることに。

 

 各々の卒論要旨の発表でしたが・・・、うち2名の発表は非常に素晴らしかった!!

一人は実験考古学を取り入れた卒業論文。もう一人は非常によく先行論文等を読み込ん

で考察しているのに加え、発表も非常に滑らか(ご本人がおっしゃられていましたが教

員だったとのこと)。

 

 ちなみに、この卒論研究発表。某が日本史跡研究会の研修に来た在校生の「研究発表

の場が欲しい」との言葉を役員の方に何気なく口にしたことがきっかけのよう。本来考

えていたのは「学友会で学術研究誌を将来的に発行しよう」。まぁ、一つひとつステッ

プアップしていけば良いので、これはこれで良しとしよう。

 

 そして、奈良大学国文学科・木田隆文教授による特別講演。「海の彼方の日本語文

学」というテーマで、国文学と歴史学を融合した内容でした!

 

 某、東洋大学文学部国文学科卒でもあるので、国文学研究に歴史的考察を融合する研

究法に目から鱗が落ちました。あの当時、こんなことが出来ていたなら💦💦💦

 

 あっ、そうは言っても当時の卒業論文も優秀論文として表彰されましたけどね(^^♪

 

 

 参加してくださった在校生にとって講演会後の懇親会がまだ出来ないってのは、学友

を増やす意味合いでも今後の検討課題(+_+)

 

 他にもいろいろ課題も見いだせたし、さて、来年の奈良学友会関東支部研究発表会の

時点で某がどうなっているかも自分でも楽しみですわ!!

組み合わせ式石棺(埼玉県比企郡川島町)

 

  【 組み合わせ式石棺 】

 

             所在地: 比企郡川島町白井沼230

 

 

 『大日本國史』武蔵國 古墳墓の項に「東大塚古墳」として記載があり、そこには「文

化年間(1804~1818)東大塚の古墳上の神明社修理の際に墳頂が削平され、青

石の石櫃が掘り出され、剣太刀・鉄鏃などの副葬品が出土し、中山の秋元但馬守の陣屋

に届出された」と記載されている。

 

 東大塚の古墳は比企郡川島町東大塚283ー1裏(渡辺春古氏宅)に所在し、長らく

墳丘上に放置されていたが、昭和40年(1965)5月、川島中学校駐車場に小さな

円墳を模造し移築保存した。

 

 

 石棺は6枚の緑泥片岩を組み合わせて箱型にしたもので、縦195㎝、横56㎝、高

さ前方46㎝、後方53㎝。深さ1.5㎝の溝があり、前後の石は石に組み込む仕組みに

なっており、珍しいものである。

 

 

 川島中学校の駐車場にあるのは事前情報で知っていた。昨今、学校の敷地に史跡があ

ってもなかなか気軽に入ることは出来ないので、これまでスルーしてきたのだが・・・

💦💦なんてことはない。気軽に訪問出来る場所にあった(+_+)

 

 付近にある「遠山記念館」と併せて訪れることをお薦めします(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板

新鮮だった💦比企郡吉見町周辺史跡踏査👣

 

 今日は11日(土)の降雪による路面凍結を考慮して延期していた比企郡吉見町周辺

を踏査!!今回は母のみ同行。

 

 例によって最初の目的地は道の駅。「いちごの里 よしみ」で苺🍓を購入しようと思

ったのですが・・・、見たことない長蛇の列💦💦

 

 苺🍓🍓🍓目当ての長蛇の列だったようで、開店早々にバーゲンセール並の争奪戦

(+_+) ぼ~ぜんとしていたら、即完売💦💦💦

 

 苺🍓🍓は、踏査の道すがら見つけた直売所で購入したのですが、道の駅で争奪戦っ

て初の経験。新鮮?といえば新鮮💦💦💦

 

 さて踏査はというと、

 

 🔵 和名埴輪窯跡群       比企郡吉見町和名

 

   周辺の久米田古墳群などで使用された埴輪を生産した窯跡で、

   宅地脇の斜面に案内板のみが設置されている。

 

  🔵 三ノ耕地遺跡        比企郡吉見町久米田

 

   縄文晩期の水場遺構、古墳前期の前方後方墳墓3基と方形周溝墓が検出した。

   現在は耕地となっており、案内板が設置されている。

 

  🔵 遠山記念館         比企郡川島町白井沼675

 

   日興証券(現在のSMBC日興証券創始者・遠山元一が母のために建てた邸宅

   現在、企画展「雛の世界」が開催されております(^^♪

 

  🔵 組み合わせ式(箱式)石棺   比企郡川島町白井沼

 

   川島中学校の駐車場に移築保存されている。

 

 

 踏査は以上でしたが・・・、お昼には川島町の郷土料理である「呉汁そば」を食して

来ました。こちらの蕎麦もこれまでに食した蕎麦とは異なった味で、新鮮でした。

 

 何度も訪れている場所でも、まだまだ新しい発見があるってことを再認識させられま

すね。下調べしてあって、今回訪問しなかった場所もありますので、まだまだ新鮮な気

持ちで訪れることが出来そうな比企郡ですわ(^^♪

本年の目標のひとつではあるが💦 ~機関紙への投稿~

 

 昨晩、観光考古学会事務局から1通のメール📤が。

 

 今年5月頃刊行予定の機関紙『観光と考古学』第5号への原稿投稿の呼びかけであ

る。

 

 今年の目標のひとつであり、投稿したいという気持ちはあるのだが・・・原稿〆切は

3月10日(金)。執筆希望の旨の事務局へ返信期限は3月3日(金)。

 

 文字数は・・・A4判 半頁分の45×20行なので900字以内。

 

 う~ん。せっかく投稿するのだったら➀どのようなテーマにするか、②どこを対象に

するか等々を精査した上で、原稿を書き推敲を重ねて投稿する流れにしなければなりま

せん。

 

 今年の目標ではありますが、投稿は来年に持ち越し、今年中に投稿原稿を書くという

ことに目標を変更します(>_<)

 

 今後、観光考古学会でも総会やシンポジウム開催といった活動も行われていくことで

しょうから、焦らず成果を出せるよう精進致しますわ(^^♪