日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

万葉びとの奈良

平成22年(2010)3月25日 初版第1刷発行 上野 誠 著 新潮社 ¥1200+税 考古学や建築史学によって語られる平城京は、人と人の心が登場しない憾みがある。文献史学による平城京論は、権力者興亡史か、国家制度史に偏ってしまう。本書は、歴史上…

激震💦 ~奈良大学通信教育部スクーリング休講の余波~

昨夜、激震が走りましたそうです。コロナウイルスの影響で全国の小中高一斉休校の要請でぇあります。 その影響は奈良大学通信教育部にも波及は当然あるわけでぇ 奈良大学通信教育部の公式HPを確認しましたら・・・学長からの発表がありましたぁ さぁ、これは…

平城宮 建部門(奈良県奈良市)

【 平城宮 建部門 】 所在地: 奈良市法華寺町 平城宮東院の南中央に開く門で、平城宮の十二門の一つが「建部門」です。 平城宮は東側に張り出し部を持つため、東辺の門の配置は不規則であり、県犬養門・小子部門とともに平城宮東側の三門として機能していま…

次のスクーリングまであと一週間💦

次の奈良大学通信教育部スクーリング『文化財学演習Ⅱ』まであと一週間 世間一般では、コロナウイルスの影響で株価は大下落イベントなどは中止も相次ぎ、影響は着実に拡大の一途を辿っています そして、私自身はと言えば・・・、 ① スクーリング放課後に『史…

結崎辻環濠跡(奈良県磯城郡川西町)

【 結崎辻環濠跡 】 評価 ★★ 別 名: 所 在 地: 磯城郡川西町結崎 築城年代: 築 城 者: 区 分: 環濠集落 現 状: 宅 地 結崎辻環濠は、結崎三環濠(井戸・辻・中村)の一つであり、小領主の居館・環濠屋敷とも云える館型環濠に分類される。 築城年代・築…

五輪塔覆堂(奈良県大和郡山市)

【 五輪塔覆堂 】 所在地: 大和郡山市長安寺町463 ※ 内部見学には事前に大和郡山市教育委員会(0743‐53‐1151)への連絡が必要です。 天正12年(1584)、病を押して出陣したことが祟ったのか、36歳の若さで筒井順慶は居城であった大和郡山城内で…

斑鳩 藤ノ木古墳概報

平成元年(1989)6月1日 第1刷発行 奈良県立橿原考古学研究所 編集 吉川弘文館 ¥1800 考古学史上、大発見である斑鳩藤ノ木古墳の発掘調査報告書。 石室内部や遺物のカラー写真が入り、調査の概要が記されているので学術書としては一級資料です(^…

旧小幡藩武家屋敷 松浦家屋敷(群馬県甘楽郡甘楽町)

【 旧小幡藩武家屋敷 松浦家屋敷 】 所在地: 甘楽郡甘楽町小幡734-1 入館料: 無 料 休館日: 年末年始(12/29~1/1) 慶応3年(1867)頃、小幡藩中老を務めた松浦元寛が職を退いた際、松平忠恕から屋敷地を賜ったと伝えられています。 松…

片山1号古墳(群馬県高崎市)

【 片山1号古墳 】 所在地: 高崎市吉井町池1016 いしぶみの里公園内 片山古墳群の中の1基(高崎市吉井町片山字久保平117)で現在は「いしぶみの里公園」内に粘土槨が移築されています。 『上毛古墳総覧』では、吉井町55号古墳と記載されています…

西環濠跡(奈良県大和郡山市)

【 西環濠跡 】 評価 ★ 別 名: 所 在 地: 大和郡山市西町 築城年代: 築 城 者: 区 分: 環濠集落 現 状: 良福寺・宅地 ( 良福寺 ) 築城年代、築城者などその歴史に関しては不明である。 西環濠は、惣村型環濠集落に分類され、村落の結合を中心に構え…

書淫日記 万葉と現代をつないで

平成25年(2013)6月20日 初版第1刷発行 上野 誠 著 ミネルヴァ書房 ¥2,400+税 奈良大学文学部国文学科教授である上野誠先生の御姿・考え方の一端が垣間見える自伝・エッセイ集。 普段は学術的な本を読むことが多くなっており、久々に痛快…

テキスト学習『史料学概論』レポート課題・・・さて、評価は?

先月、ようやく『史料学概論』レポート課題を提出しましたが、結果が戻ってまいりました。 果たして、科目習得試験へと駒を進めることが出来たのか?はたまた再提出の憂き目にあうのか? 結果は・・・、 無事に「合格」であります。 次のステージである科目…

復元遣唐使船(奈良県奈良市)

【 復元遣唐使船 】 所 在 地: 奈良市二条大路南4-6-1 平城宮跡歴史公園内 見学時間: 09:30~18:00 平成30年(2018)、平城宮跡歴史公園「朱雀門ひろば」の一角、「天平うまし館」に隣接した地に、かつて遣唐使船を精巧に復元された…

奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』最終日!

昨夜、最終日の講義を終えて帰宅しましたああっ、疲れたぁ 一夜明け、普段と変わらぬ一日が始まりました昨日までは奈良大に行ってたのになぁ さて、気を取り直して、奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』最終日の模様をレポートします(^^♪ 最終日の…

元ロシア人兵士の墓(群馬県高崎市)

【 元ロシア人兵士の墓 】 所在地: 高崎市若松町85-1 龍廣寺境内 明治6年(1873)、高崎城内に東京鎮台高崎分営第9大隊が設置され、高崎は軍都と称されるようになる。 明治17年(1884)、第1旅団所属第15連隊が新設され、明治27年(1…

奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』 二日目!

奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』二日目です(^^♪ 午前中は座学『古事記』上巻の伊邪那岐・伊邪那美男女二神による国土形成神話を読み解きました。 『古事記』って読み解くと深いですねぇ事前学習&事後学習は必須ですわ 伊邪那美から声を掛けた…

奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』 初日!

今日から奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』受講です(^^♪ 担当教授は、令和改元で一躍世の人々にその名を知られることとなった(世の中全体という意味で、もともと万葉集研究などでその名は知られた人物です。はい。)上野誠教授(^^♪ 講義開始直…

新発見あり!充実した磯城郡踏査(^^♪

明日からの奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』に備えて、本日から奈良入りしております(^^♪ 今日は本当に天気も良く☀(いや、歩いていてむしろ暑いくらいでしたぁ)、絶好の踏査日和! 今回は事前の予定通りに、大和郡山市の平端駅から踏査を開始…

いよいよ明日からなんですが・・・💦

いよいよ明日、奈良大学通信教育部スクーリングのために奈良へ向かいます 明日から気温は高めのようですが・・・、天気は微妙なのかなぁせめて曇り空☁であって欲しい。 明日の踏査は多少の雨☔でも決行します(^^♪ あまりの土砂降りだと予定変更しますけどね。…

友人からの寄贈品(^^♪

先日、我が研究会の友人から発掘調査報告書・企画展図録・シンポジウム資料を寄贈されましたぁ(^^♪ 『斑鳩藤ノ木古墳概報』 鹿沼市立図書館のリサイクル図書ですが、これは貴重(^^♪ 発掘調査報告書3冊(^^♪ 最近は発掘調査報告書一般頒布されないし、可能な…

村上鬼城の墓(群馬県高崎市)

【 村上鬼城の墓 】 所在地: 高崎市若松町49 龍廣寺境内 慶応元年(1865)7月20日、鳥取藩士・小原平之進の長子として江戸藩邸で生まれた。 明治維新によって鳥取藩江戸藩邸は廃されることとなったためであろう、幼年時代に高崎に移り住み、生涯を…

令和元年度 『富岡市内出土品展』

2020.2.16(日)まで富岡市立美術博物館 市民ギャラリーで開催されている令和元年度『富岡市内出土品展』を見学してまいりました(^^♪ 今回は「弥生時代の富岡」と題して富岡市内でこれまで調査された弥生時代の遺跡から出土した遺物を中心に展示し…

雑務処理の合間に💦 ~高崎にもまだまだ訪れてない場所はあったのだぁ~

本日もしっかりとお仕事でしたぁちなみに明日も仕事(いや、2月休みなし・・・某は来週木曜から奈良大通信教育部スクーリングですがぁ)。 そして、午後からはいつもの通り雑務 しか~し、雑務の途中にある史跡を巡ってきましたぁ(^^♪ 一応土曜日ですからね…

伊勢塚古墳(群馬県藤岡市)

【 伊勢塚古墳 】 所在地: 藤岡市上落合字岡318 墳丘は当初円墳と考えられていたのであるが、昭和62年(1987)、範囲確認調査が行われ、墳丘径27.2m、墳丘高6m。地山を削り出した基壇の上に二段の葺石を築き、さらに一段追加した構造の不正…

一週間後のスクーリングに備えて!

いよいよ来週の金曜日(14日)から奈良大学通信教育部スクーリング『神話伝承論』です(^^♪ 事前学習として『古事記』は読んでおきたいところですが・・・、日々バタバタしてなかなか読めない スクーリング前日にはいつもの通りに奈良を歩くので、どこを踏…

狭心症定期診察も順調そのもの(^^♪

今日は持病の狭心症の定期診察のために群馬大学医学部付属病院へ。 最近仕事はハードになったし、様々なストレスもありますが、三年前のような自覚症状は全くなし。 先のCT検査でも「今のところ、再手術はしなくてもOK」との医師のお言葉もありますが、定期…

中大塚城跡(群馬県藤岡市)

【 中大塚城跡 】 評価 ★★ 別 名: 所 在 地: 藤岡市中大塚字下郷99 築城年代: 築 城 者: 小林氏 区 分: 平 城 現 状: 千手寺・宅地 天文年間(1532~1555)以前に、高山氏の分流である小林氏がそれまでの館(小林館)からこの地に移ったと推…

唐松第2号墳(長野県小諸市)

【 唐松第2号墳 】 所在地: 小諸市加増3丁目 古墳時代終末期の8世紀頃に築造された唐松古墳群の1基。 直径10.3m。墳高2mの円墳であり、横穴式石室が開口している。 古墳時代終末期ということから、この地域の地方官僚を葬った古墳ということなのだろ…

父娘で挑んだ画の真髄 河鍋暁斎・暁翠伝

幕末から明治維新、文明開化期という荒波のなか、生来のバイタリティーと圧倒的な描写力で縦横無尽に作品を生み出し、国際的にも評価の高い絵師・河鍋暁斎。 暁斎を父とし、幼少から手ほどきを受け、女性日本画家の先駆けであった娘・暁翠。 3月22日(日…